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【教員免許は教育学部以外でも取れる!】理系大学生が教職課程を履修する際のメリット・デメリットを紹介!

今回は教育学部に行きたい訳ではないけど教員免許を取りたいと思っている人、志望校選びに迷っている人に向けて、教育学部以外から教員免許の取得を目指している理系大学生の僕が教育課程のメリット・デメリットについて紹介します。教育学部に進学するべきか迷っている人は是非読んでくださいね!

そもそも教員免許って?

その名の通り、教員免許を持っていると学校の先生になることが出来ます

文部科学省では以下のように定められています。

普通免許状、特別免許状、臨時免許状があります。
一般的な方法で取得可能なのは普通免許状で、通常、教員免許状、免許状といった場合、この免許状を指します。
普通免許状の中にも、専修免許状(大学院修了相当)、一種免許状(大学卒業相当)、二種免許状(短期大学卒業相当)の3つの区分がありますが、指導可能な範囲に違いはありません。

教員免許状に関するQ&A|文部科学省

つまり、簡単に言うと小学校教諭、中学校教諭、高校教諭の免許です。

中学校、高校の教員免許に関しては科目によって分けられています。

ちなみに大学の教授に関してはこのような免許ではなく、博士のコースを修了することが要件になります。

教育学部以外でも教員免許を取れるの?

実は大学にもよりますが教育学部以外でも教員免許を取ることが出来ます

つまり、普通免許状の一種免許状を取得することが出来ます。

ただし、小学校の先生に関しては取れないところがほとんどです。なので

教育学部以外から教員免許を取る場合は中学校、高校の免許のみ取得することが出来ます。

ただし、学部や大学によっては取得できない場合もあります。

教育学部以外から教員免許するメリット・デメリット

実際に僕も教育学部以外の理系学部から教員免許の取得を目指しているのですが、その際に感じたメリット・デメリットについて紹介していきます。

まずメリットについては以下の通りです。

  • 学部での専攻に応じた中学校、高校の教員免許を取得できる
  • 就職の選択肢を増やすことが出来る

そしてデメリットについては以下の通りです。

  • 普通の学部生よりもかなり忙しくなる
  • 手続きやオリエンテーションへの参加が大変
  • 結局教員免許を取得しても先生にならないことが多い

これから一つずつ簡単に紹介していきます!

メリットについて

学部での専攻に応じた中学校、高校の教員免許を取得できる

例えば、文学部では中学校と高校の国語の先生、工学部では高校の工業の先生、商学部では高校の商業の先生など学部の学習内容に応じた教員免許の取得を目指すことが出来ます

そのため、実際に教師になった後に生徒により専門的な知識を教えることが出来たり、進路の相談においてより良いアドバイスをすることが出来るようになります。

学部によって教科が異なるのでそれに応じた志望校と志望学部を選ぶようにしてください

大学によっては同じ工学部でも、コースや学科に応じて数学の免許や情報の免許など取得できる免許が異なるのでよく調べるようにしてください!

就職の選択肢を増やすことが出来る

一般企業に就職する以外でも教師という選択肢を増やすことが出来ます

教師は公立の学校だと地方公務員に区分されるので、安定した収入を得ることが出来ます。

また、大学にもよりますが大学院に進学することで専修免許状を取得することができ、私立の学校や工業の先生であれば高専の先生も視野に入れることが出来ます。

デメリットについて

めちゃくちゃ忙しくなる

教員免許を取得するために教育課程を履修する必要があるのですが、大抵の場合は卒業要件外になります。

そのため、

学部を卒業するための124単位+教職課程の単位

というようになり、普通の学部生に比べるととてつもなく忙しくなります。

大学や人によっては長期休みに教職課程の講義があるため、通学する必要が出てきます。

また、工業や商業などを除く国語や数学の先生を目指す場合は教育実習に行く必要があります

さらに、取得する免許に応じて参加しなければならないイベントが他にもあるので途中で断念してしまう人も存在します。

理系学部の場合はただでさえ必修の授業や実験が多いため、覚悟が必要になってきます。

理系についてはこちらの記事で紹介しています。

手続きやオリエンテーションへの参加が大変

大学では自分で取る授業を選ぶことが出来、必修に関して大学によってはすでに学務課によって履修登録をしてくれている場合もあります。

ただし、教職課程の履修については大学にもよりますが卒業要件外のため特別な手続きが必要になることがあります。

そのため、授業の取り忘れが起こってしまったり、他にも、参加しなければならないオリエンテーションに行くことが出来ないことがあります

ただでさえ、他の学部生よりも忙しいのにも関わらず手続きや履修する授業などに関しても注意をする必要があるので教職課程を取る場合は気を付けるようにしましょう。

結局教員免許を取得しても先生にならないことが多い

これは教育学部に進学して教員免許を取得した場合にも同じことが言えますが、教員免許を取得しても学部の専門性を持っているので基本的には一般企業に就職することが多いです。

他の学部生よりも大変な思いをして教員免許を取得するにも関わらず、先生にならないのは勿体ない気もしますね…

ただ、教職課程の経験は他の学部生は持っていない貴重な経験になるので将来的にはどの分野においても役立てることができると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

教育学部以外でも教員免許の取得を目指すことができるので、自分の行きたい、行っている大学がどのような免許を取得出来るのかを調べて見てください!

僕自身、教職課程の授業自体はとても興味深いものなので学部の授業と同じくらいの熱量で受けることが出来ています。

興味がある人は是非、教職課程を履修してみてくださいね!

読んでいただきありがとうございました。

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