今回は国公立大学か私立大学で志望校選びに迷っている人や国公立大学のメリット・デメリットが知りたい人に向けて、国立大学に通っている筆者が国公立大学のメリット・デメリットについて分かりやすく紹介します。学費が安いなどのメリットが挙げられる国公立大学ですが実際はどうなのでしょうか?
そもそも国公立大学ってなに?
国公立大学とは以下のように説明されています
国公立大学(こっこうりつだいがく)とは、国立大学と公立大学の双方を含めた意味の用語である。
国、国立大学法人、地方公共団体や公立大学法人などによって公共予算で設けられる大学のことであり、私立大学の対になる概念である。
「国公立大学」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(2022年6月11日 (土) 00:33 UTC)URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%85%AC%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6#%E9%96%A2%E9%80%A3%E9%A0%85%E7%9B%AE
つまり、国公立大学とは国が運営している公的な教育機関、研究機関のことです。
各都道府県に1つ以上存在しており、合格するためには全国で一斉に開催される共通テストの点数と各大学で実施される2次試験に合格する必要があります。
基本的には多くの私立大学に比べると難しいという印象があります。
国公立大学のメリット・デメリット!
ここからは国公立大学のメリット・デメリットについて記述していきます。
メリット・デメリットについては以下の通りです。
メリット
- 学費が安い
- いい人が多い
- 地方での就職は有利
- 研究機関としての側面が強い
デメリット
- 合格するのが大変
- 入学準備に時間をかけられない
- 私立大学に比べて休みが短い
- 立地が良くないことがある
- 設備が古い可能性がある
僕は岡山大学に通学しているため、すべての国公立大学に共通することではないかもしれません…
ここから一つずつ詳しく説明していきます。
国公立大学のメリット!
学費が安い
国公立大学のメリットとしてとにかく学費が安いです。
国公立大学は文系学部、理系学部のどちらも4年間で240万円ほどとなっています。
私立大学は特待生などの様々な制度がありますが、基本的には卒業するまでに文系学部でも300万円近く、理系学部であれば500万円ほどとなっており医学部だと高いところでは1000万円以上になるところもありかなり高額になります。
また、入学金に関してもどちらかといえば国公立大学の方が私立大学に比べると安いです。
さらに地域によってはその地域の住民であれば学費が免除になる動きも見られるので、やはり学費が安いというのは国公立大学の最大のメリットだと思います。
ただ、教科書代などに関しては学部によって異なるため、私立大学と比べてもそこまで差は無いと思います笑
いい人が多い
私立大学に比べて、国公立大学は自分の偏差値に近い人が集まることが多いため、本当に体感にはなるのですが気が合うことに加えていい人が多い印象があります。
これは結局個人的な印象ですが、やはりどの国公立大学においても自分に学力や雰囲気が似ている人が多いので、友達を作りやすいと思います。
地方での就職に有利
ある一定以上の大学であればどこで就職するとしてもそこまで気にしなくても大丈夫ですが、地方の大学であれば、主にその県内や周辺の県であればネームバリューがあるため就職に有利になることが多いです。
また、就職とはあまり関係ないかもしれませんが、その地域では頭が良いという風に言われるので下宿をする場合は少し優越感が感じられるかもしれません笑
研究機関としての側面が強い
これは国公立大学の大きな利点かもしれません。
理系の場合は特にですが、私立大学に比べると研究機関としての側面が強いです。
なので、面白い研究をしているところが多かったり、その研究において国内でも著名な教授が所属している場合があります。
大学で研究したい!と考えている人は国公立大学に進学する方が良いかもしれません。
デメリット
合格するのが大変
国公立大学に合格するには、1月の共通テスト、2月の一般入試を受けないといけません。
そのため、必然的に私立大学を志望校にするよりも多くの科目で目標点が取れるように勉強しなければいけないので合格するのが大変になります。
しかも、指定校推薦のような合格するのがほぼ確定するような入試もないので推薦入試に関しても私立大学に比べるとかなり難しくなっています。
他にも受験機会が前記、中期、後期の3回しかないなど入学するためのハードルが高いです。
なので、入試までの時間から逆算して勉強計画を立てるようにしましょう。
僕は岡山大学に推薦入試で入学したため、以下の記事でその体験談などを紹介しています。
入学準備に時間をかけられない
これは特に中期日程、後期日程で国公立大学を受験した人が感じることかもしれませんが、入学までの期間が短く、満足にスーツや下宿先の準備をすることが出来ません。
私の友人だと合格発表後、入学までの期間が2週間もありませんでした。
また、地元を離れる場合は友達と遊んでおきたいかもしれませんが、その時間も残って居ないことがほとんどです。
なので、入学後の大学デビューを考えている人は時間を無駄にせずに入学準備に取りかかるようにしましょう。
気休めかもしれませんが、他の入学生と比べると学力があまり落ちないまま入学することが出来るというメリットがあります。
私立大学に比べて長期休みが短い
一部の国公立大学を除いて、大抵の場合は私立大学に比べると休みが短いです。
とはいっても高校生までの夏休みよりも長く、宿題もありません
個人的な感想にはなりますが、私立大学に行っている友人が自分よりも2週間ほど休みに入るのが早いと悲しい気持ちになります笑
ただ、私立大学は土曜日も授業をするところもあるので、結局休んでいる日数は同じくらいです。
このあたりは大学によっても異なるので、しっかりと志望校について調べるようにしてください!
立地が良くないことがある
私立大学は交通の便が良いところにある場合が多いですが、国公立大学は駅からかなり離れたところや都市部から離れたところにあることが多いです。
そのため、そこまで自宅から離れていない場合でも通学が大変なため、下宿をする人もいます。
また、都市部から離れたところにあるので簡単に遊びに行くことが難しいです。
なので実際に通学してみないとなんとも言えないところではあるので先輩の話などを聞いてみる方がいいかもしれません。加えて、キラキラとした大学生活をしたいのであれば、立地はしっかりと見るようにしてください!
ちなみにですが岡山大学は平地にあり、都市の近くにあるのでおすすめです!笑
設備が古いこともある
国公立大学は私立大学に比べて、施設などの設備が古いことが多いです。
なので、キラキラしている大学の施設を想像していると入学してからギャップを感じるかもしれません。
しかし、学生生活にそこまで影響与えるデメリットではないので気にしなくてもいいのかなと思います。
オープンキャンパスに行くと学内を良く見て回ることができるので、積極的に行くようにしてください!
まとめ
今回は国公立大学のメリット・デメリットについて紹介しました。
自分のやりたいことや学びたいことを学べる大学を選んでくださいね!
読んでいただきありがとうございました。
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